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おもしろかった本。たまに映画。

本を読んで感じたことを書くブログです。

必要最低限のこと以外は考えたくない『弘兼流 60歳からの手ぶら人生』

弘兼流 60歳からの手ぶら人生

弘兼流 60歳からの手ぶら人生

 

「課長島耕作」の作者、弘兼憲史のエッセイ「弘兼流 60歳からの手ぶら人生」を読んだ。もう67歳らしい。年をとると、体力や集中力が落ちてきて考えたりするのに疲れるから必要最低限のものだけもってフットワークよく生きましょうという本だ。

体力や集中力の低下は実感するところがあって、可能な限り考えたくないというのはよく分かる。この本にある通り、いろんなものを断ち切るのは一つの手法だ。それはものだけではなく、人間関係やお金などにもいえる。

少なくともものに関しては、所有するという概念がなくなりつつあることを感じる。断捨離が世の中に浸透してきて、ものを持つことは非効率な生き方だという考えが広まってきた断捨離が自己啓発っぽい気持ちの悪い感じに進んでいくのが残念だけど、カーシェアリングやレンタルサイクルなど、かつては所有するのが当たり前だったものが、みんなで使いましょう。という流れはいいことだ。

コダワリがないものはどんどんシェアしていくと良い。ものを買わないというとケチくさいイメージがあるが、そう単純ではなくて、お金の使い方が上手になる。例えば、自動車にそんなに興味はなくて週に1回乗るか乗らないかという人でも自動車を買うというのはよくある話で、数百万円の出費がけっこうザックリと行われている。自動車を購入するのを止めてタクシーを利用する、買物はネットで済ませるなどにすれば自動車の必要性はぐんぐん減る。その分のお金を旅行などに使うことができる。このようにいままで割りと適当に出費していた金額を別のことに使えるようになるのはいいことだ。

ただまぁ、この本では人間関係も断ち切った方が良いとあって、孤独を推奨する部分もあるんだけど、友達は多い方がいいかなと思う。寂しいのもあるけれど、困ったときに助け合える関係がある人が多いのはいいことだ。本では金で解決できると書いてあったけど、話し相手に困るとか、弱音を吐けない、他者から刺激を受けられないというのは現金では解決できないからね。

弘兼憲史、身辺整理始めました。「常識」という棚にしまったすべてのものを一度おろして、ひとつひとつ吟味してみませんか。そうすれば、きっとこれからの人生に必要なものと必要でないものが見えてくるはずです。引用元:Amazon商品紹介

弘兼流 60歳からの手ぶら人生

弘兼流 60歳からの手ぶら人生