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おもしろかった本。たまに映画。

本を読んで感じたことを書くブログです。

『新版 トットチャンネル』どんな本よりもテレビの歴史を学べる気がした。

新版 トットチャンネル(新潮文庫)

新版 トットチャンネル(新潮文庫)

 

黒柳徹子さんがNHK放送劇団に入団し、テレビ女優第一号として活躍するまでの数年を描いたエッセイです。朝ドラのようなエッセイでした。

町の本屋をぶらぶらしていたら、「新版 トットチャンネル(新潮文庫)」が平積みされているのが目に止まった。あまり関心はなかったんだけど、もはや一般教養と言ってもいいくらい有名な本ということもあって買って読んでみたんだけど、もはや朝ドラを見ているのような感じで一気に読んでしまった。

NHK放送劇団に入団するまでと、入団してから数年の女優業について書かれていて、年号でいうと1950年代の日本にあたる。初めてテレビがスタートしたという時代の話だ。だからテレビの番組制作のノウハウもなくて、動物を出演させたり、早着替えをするようなドラマでは思うようにいかないことも多くて、演者もスタッフもてんやわんやしているんだけど「言われてみたらそうだよなぁ」と思うことが多くて、いまのノウハウに歴史を感じてしまった。

当時はインターネットもないから、わからないことはグイグイ人に質問していくしかないんだけど、黒柳徹子さんは持ち前の天真爛漫さでどんなことにも気負わずにチャレンジして、ときには笑われることもあるんだけど、まったくめげずに突き進んでいく姿が素晴らしかった。ぼくにはできない…ぼくが当時の社会人だったら野垂れ死んていただろうなぁと思ってしまった。

新版 トットチャンネル(新潮文庫)

新版 トットチャンネル(新潮文庫)