おもしろかった本。たまに映画。

本を読んで感じたことを書くブログです。

循環させて生きる『もたない、すてない、ためこまない。身の丈生活』

もたない、すてない、ためこまない。身の丈生活

もたない、すてない、ためこまない。身の丈生活

 

欲しいものは、自分で作って自分で使う。いいじゃないか。なんなら、自分が使うものは全部自分で作りたいくらいですよ。その魅力はなんと言っても面白いということに尽きる。作るのも使うのもおもしろい。

僕は家庭菜園をしています。正直、家庭菜園で採れた野菜の方が、メチャメチャ美味いかというと微妙なトコだし、金銭的にも別に割安というわけでもなさそうなので、節約になるというわけでもありません(まぁ、長期的にみればわからないけど)。それでも、続けられるのは、自分で育てた野菜を食べるのが楽しいからであります。楽しいという旨さがあります。「楽しい」には「めんどう」とか「コスト」とか言ったものを一瞬で凌駕する魅力があるのよね。

もたない、すてない、ためこまない。身の丈生活」は、東京郊外で過ごすある家族の暮らしぶりを描いたエッセイなんだけど、その暮らしぶりが面白い。それは、無闇矢鱈と消費するのではなく、可能な限り自然の恩恵を受けて生活するというものです。野菜は買わずに栽培するのはもちろん、水道水ではなく雨水を使ったり、エアコンではなく緑のカーテンや夏野菜を食べて体温をコントロールしたりと、興味深いエピソードが満載です。

印象的だったところ

家電に頼らずに知恵をしぼる

我が家には掃除機も洗濯機もありません。
高性能家電をそろえるのは限界があるけれどアイデアならいくらでも生み出せる

家電を使わずに掃除や洗濯なんて、手間もたくさんかかって大変ではないかと言われます。続けるためにはどうすればよいか。私が考えたのは、作業の効率化を図ることでした。

家電を減らしたいのは、僕も目指している目標だ。とても便利だけど、ホコリが溜まる、場所を取る、といったデメリットも大きい。残念ながら今の我が家は家電だらけだけど、将来はパソコンとテレビくらいまでに減らしたいね。

何はともあれ、著者の家庭にはエアコンも洗濯機も冷蔵庫もないっていうじゃないですか。チョット想像できないよね。夏は水で足を冷やし、洗濯はたらい、冷蔵庫は野菜を干したり、漬物にして保存したりすることで、それらを代用している。慣れるまではチョット大変そうだけど目指し甲斐があるなぁ。

結局、シンプルなものが一番使える

単純なものの方が使い道が多くて時代に流されない良さがある
高性能と言われるものよりも、手ぬぐいのようなごくシンプルで単純なものの方が、実は使い道が多くて、長く使えるのではないでしょうか。

「シンプルがベスト」−この具体例として、著者は手ぬぐいの魅力を挙げている。手ぬぐいは私もマークしていた。タオルと違うのは、汗を拭くだけでなく、ブックカバーやコースターにもなるなど、用途の幅が広いということです。デザインも豊富で100均でも買うことができる。基本的な裁縫の技術さえ身につければ、かなり生活の幅が広がると見込んでいます。ソーイングセットも100均で買えますし。

暑さ・寒さ対策はエアコン意外にもある

暑いからといって冷たいものを食べるのではなく、常温で味わう
夏が旬の野菜は、食べ物と体の熱を冷ます効果がある。
家庭の消費エネルギーや暖房代が増える冬。なるべくエネルギーもお金もかけずに上手に過ごすには、「保温」が大事なキーワード。保温を意識して過ごしてみてください。

著者は平熱が低かったようだけど、エアコンではなく夏野菜を食べたり、冷蔵庫をなくし、冷たすぎないものを食べるようにして過ごしていたら、夏バテもなくなり、平熱も37度くらいまで上がったらしい。たぶん、代謝が良くなったんだろう。僕も平熱が低いし、冬が苦手なので参考にしたい。

終わりに

この本を読み終えて、生きるとはこういうことなんだなぁ、と思った。自分で作って使っての生活は楽しいし、天気や気温によって臨機応変にライフスタイルを変えないといけないから、イヤでも季節を感じることができて生活に循環性が生まれます。この新陳代謝は、自分の人生を深く長くしてくれるような気がしました。言い換えると、ボーッとしてしまってあっという間に時間が経過してしまうのは、快適ではあるけれど変化が少なくてつまらないことを言い表しているからかもしれません。

とはいえ、この本に書かれた生活をいきなり始めると心が折れるので少しずつ自分の中に取り入れてマスターしようと思いました。 

もたない、すてない、ためこまない。身の丈生活

もたない、すてない、ためこまない。身の丈生活

 

家族4人。1か月の電気代500円。水道代1400円。家の電球は3つ。生ゴミは、ひとつも出ない。シンプルな暮らしを実践するアズマさんが教えてくれる、豊かな衣食住を楽しみながら生きるためのヒント。本当に必要としているものに囲まれていますか?

引用元:Amazon商品紹介