おもしろかった本。たまに映画。

本を読んで感じたことを書くブログです。

『ひとり飲み飯 肴かな』を読みました。

ひとり飲み飯 肴かな (NICHIBUN BUNKO)

ひとり飲み飯 肴かな (NICHIBUN BUNKO)

 

食事をするときは、ひとりに限る。外食なら空いている時間を選んで、むしろ自分からひとりを選んじゃうね。だいたい喋りながらゴハンを食べるというのがチョットよくわからない。クチはひとつしかないんだから。

ところが、ひとりでゴハンを食べられないという人がいるっていうじゃないですか。テレビで芸能人の話を聞いていると毎晩後輩を誘っている人もいるのだとか。なかなか理解できない世界だ。

個人的には、食べることに集中しすぎて寂しいと思う精神状態にならないんだけど… そんな人は『ひとり飲み飯 肴かな (NICHIBUN BUNKO)』を読んでみてほしいです。むしろ大人数で食事をするのが間違っていたんじゃないかと思うくらい、ひとり飲み飯の楽しさが書かれている。

全21の肴と酒の組み合わせが、調理方法から食べ方まで載ってます。自宅でひとりで飲み飯もOK、居酒屋でもOKのひとり飲み飯マニュアルです。絶対に試してみたくなること間違いなしだ。

印象的だったところ

家飲みの肴はシンプルに料理する

今宵はひとつ、湯豆腐にしませんか、皆の衆。読者諸君。
まず、おいしいとうふを一丁用意して、あとは昆布と、ネギと、鰹節、醤油。以上。もう俺はここまできてるね。湯どうふのシンプルさが。ここまで洗練されてますよ。

本書で紹介されている家飲みのときの肴は、自分で料理したものであることが多い。といっても、これが極めてシンプル。食えればいいという感じが最高だ。焼きそばやチャーハンも適当な感じで作っており、むしろ、洒落た野菜や調味料を入れるのは邪道だとディスっています。

確かに丁寧に作ってしまうと、だらだらテレビを見たりしながら食べるにはもったいなくてリラックスできないこともある。こんな感じがちょうどいいんじゃないかなって思ったり。

テレビを見ながら喰うのがウマイ

でき上がったら、お皿に盛ってテレビの前に行きます。
もうどうでもいいバラエティ番組見て、画面のタレントに向かって「へっ、バカが」とか、声に出して言いながら食べるのがいいんだ、焼きそばは。

はい、最強の食べ方出ました。一日の疲れを癒やす食事は、家でテレビを見ながらダラダラ食事をすることだ。この本を読んで確信しました。これはもう決まっています。同僚と飲みに行くことではないし、コンパでもない。上司と飲みに行くのなんてもってのほかだ。

そして、通勤時間の正しい使い方は『テレビ番組と合う肴と酒を帰宅途中に考える』ことだ。自己啓発本を読むことじゃない。だいたい自己啓発本が嫌いなんだよな、何をしてる人かよくわからん人が常に無責任に不安と努力を煽ってくるあの感じが。にも関わらず、本屋ではわりと目立つ位置に陳列されているんだよね。僕が意識低いだけか。すみません。とにかく、夕食のコンビネーションが決まったときの爽快感はマジでパない

終わりに

ここまで、書いておいてアレだけど、僕は全くお酒を飲まないのだ。なので、イマイチ酒とのマッチ具合がわからないところもあるんだけど、この本を読んで心が揺らいでしまう僕がいる。それくらい強烈なインパクトがあるね、この本は。素晴らしいです。読んで良かった。

ひとり飲み飯 肴かな (NICHIBUN BUNKO)

ひとり飲み飯 肴かな (NICHIBUN BUNKO)

 

ベストセラー『孤独のグルメ』『花のズボラ飯』『食の軍師』の原作、共作で食漫画に新風を吹き込む久住昌之氏が、ひとり酒とその肴となる飯の機微を、ときにファンキーに、ときにリリカルに綴った愉しいイラスト&エッセイ集。

第1部「孤独の飲み飯」、第2部「今夜もひとり居酒屋で」、文庫化にあたって新たに収録される第3部「これ喰ってシメ!」に加え、巻中付録として実弟のイラストレーター&絵本作家・久住卓也氏との兄弟ユニットQ.B.B.による「幼稚な大人」マンガを掲載。

「食の陣立て」にこだわる著者の面目躍如たるバラエティー溢れる一冊です。

引用元:Amazon商品紹介