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『光り輝くクズでありたい』を読んだ。

光り輝くクズでありたい (扶桑社BOOKS)

光り輝くクズでありたい (扶桑社BOOKS)

 

しみけんさん著『光り輝くクズでありたい (扶桑社BOOKS)』を読んだ。しみけんさんは、クイズがエグいくらいに得意なこと、うんこ味のするカレーを作ったことで有名(?)なAV男優だ。テレビで見た感じだと話も上手でおもしろい人だ。そんなしみけんさんがAV男優の世界を本にしてくれました。

AV男優あるある、AV男優になったキッカケ、日常生活、テクニックなど、ググってもヒットしないようなことが書かれており、ある種、画期的な本。本のボリュームは結構あるんだけど、とても興味深い話ばかりで一気に読むことができた。

印象に残ったところ

絶滅の危機にある『AV男優』という仕事

日本にAV女優は約1万人いるといわれており、毎月4000本もの新作がリリースされています。それに比べてAV男優はわずか70人ほどしかおらず、現場で顔を合わせるのも台本で見る名前も、毎日ほぼ一緒。絶滅危惧種のベンガルトラが約2000頭と推定されているので、日本のAV男優はそれよりもずっと少ない。AV業界は慢性的な男優不足が続いているのです。

AV男優は希望者が多くて需要の高い職種かと思いきや、実際は70人しかおらず、AV女優の数10,000人(多い!)と比べると圧倒的に少ない。しかも、AV男優業界は若手が育っていないらしく、その数は今後もっと減少するだろう。恐らくホントに絶滅してしまう可能性がありそうだ。まぁ、若手が育たないのは、どの業界にも当てはまるかもしれない。

一方で、65歳を超えるおじいちゃん男優は3人いる。そのうちのひとり、山田裕二さんは新書で本を出しており、過去に読んだことがあるので存在を知っていた。テレビで見たけど80歳の男優さんもいるみたいだ。いくつになっても現場で活躍するのはカッコイイね。

それにしても、毎月4000本も新作がリリースされているんだな。それも驚きだ。

興奮変換機能が大事

AV男優には、たとえ相手が好みでなくても、どんな内容の絡みでも、一般的には苦境と言われる環境を「性的な悦びに変える」ことができる"興奮変換機能"が重要になってきます。

AV男優業界で若手が育たないことに、「描いていた世界と違う」ということで辞めてしまう人が多いのが挙げられる。自分の好みの人と自分のペースで仕事ができれば、それが最高なんだけど、やっぱりそんなうまい話はなさそうだ。おばあちゃんが相手だったり、うんこを食べたりする仕事もある。確かに、ただ絡みたいだけという理由では、この仕事は務まらなさそうだ。

ということで、置かれた立場を気持ちのもちようで最高のテンションにさせる能力が必要のようです。これができないとAV男優は務まらないようなんだけど、やっぱり、おばあちゃんとかとの絡みでは奮い立たせるのも難しいみたい。

特殊能力がないと生き残れない

最近、僕は射精を小分けにできるようになりました。
わかりやすく説明すると、これはビュッビュッビュッと射精するのをビュッ/ビュッ /ビュッと止めて、あたかも3発射しているかのように見せる手法です。

本件に付きましては、『AV男優の流儀』という本を読んで知っていましたが、トップ男優として活躍するには、もはや人間の限界を超えないといけないのだろう。でも、あまり気持ち良くはないらしい。

終わりに

謎に包まれていたAV男優の世界ですが、読み終わってみると意外と他の職種にも共通することが書かれていたように思う。どの世界でも一線で活躍している人の本を読むのは勉強になる。あと、精力がつく食事やセックステクニックなど、エロい小ネタも面白かった。

光り輝くクズでありたい (扶桑社BOOKS)

光り輝くクズでありたい (扶桑社BOOKS)

 
AV男優という職業を、男性なら誰でも一度は「うらやましい」と思ったことがあるのでは?  出演作品7500本超、経験人数は8000人超という、トップ男優しみけん氏が語る超絶業界裏話と仕事への矜恃。高校時代からAV男優になりたかったというしみけん氏だが、なぜかゲイ雑誌のグラビアでデビュー。そこからトップと言われる男優になるまでの回顧談や、AV男優に向いている人向いていない人、 女性を喜ばせるテクニックなど内容はてんこ盛り。 最近ではAFP通信など海外大手メディアからの取材も続くしみけん氏、渾身の初著書。