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おもしろかった本。たまに映画。

本を読んで感じたことを書くブログです。

「決めて断つ」を読みました。

決めて断つ (ワニ文庫)

決めて断つ (ワニ文庫)

 

年々、カープの人気上昇っぷりがすごいですね。マツダスタジアムの開場に始まり、カープ女子やカープ芸人など、なんかカープに携わることがステータスになっているように思えてくる。

そんな僕は中日ドラゴンズファンです。開幕前に専門家たちが提示した順位予想では5位や6位という下馬評ばかりで、しかも開幕三連敗という予想を的中させてしまいそうなスタートを切ったドラゴンズですが、今では首位だ(2015年4月14日現在)。今年は応援に鳴り物を使えるし、一味違うってわけよ。

カープの話を書く。先ほどの専門家たちによる順位予想では、カープは優勝候補のひとつ。若手の成長に加え、黒田投手の日本球界復帰が大きな要因だ。本を読み進めると、黒田投手は常に安定した投球をするのが特徴な選手であることがわかった。特にメジャーでは1年間ローテーションを守れることが重視されている。なんでもそうだけど、安定して結果を出し続けるのが大事だよなぁ、と再認識した。

決めて断つ」は、黒田投手の自伝です。高校、大学、プロ野球でのエピソードも面白いけど、やっぱりメジャーリーグでのエピソードが印象的。時差のあるアメリカで、中4日の登板を1年間続ける難しさが書かれている。野球が楽しいと思ったことはないようだ。

本書にも書かれているけど、たまに言われる「日本の野球、メジャーに追いついた説」は、日米野球やWBCという短期決戦の結果を見ればそうかもだけど、長期的に戦ったら、やっぱりそう簡単には言い切れないんじゃないかって強く思った。ストレートはパカパカ打たれるようだ(ストレートをフォーシームっていうみたい)。

ちなみに、アメリカでは勝利数や防御率ではなく登板イニング数が評価対象になる。継続的に活躍することがチームへの貢献とみなされるようだ。黒田投手は完投・完封を断ち、クオリティースタート(6回自責点3点以内)を狙うことにする。投手だったら、完投や完封したいだろうから、この辺の気持ちの整理は大変なんだろうなぁと思いながら読んだ。

野球好きにはたまらないエピソードが満載でスラスラと読めてしまった。そして、カープに対する熱い思いも書かれている。他の選手は知らないけど、こういう強い意志の人がいるチームは強そうだ。本書は加筆によって更にパワーアップしているので(2012年に一度刊行された本)カープファンにはたまらない本だと思う。

決めて断つ (ワニ文庫)

決めて断つ (ワニ文庫)

 

衝撃とともに伝えられたヤンキース黒田博樹の日本復帰。
メジャーで日本人ナンバーワン投手とまで言われた男は、なぜその絶頂期に広島カープに戻ってきたのか。
決断までの苦悩、名門・ヤンキースで出会ったプロフェッショナル、ロビンソン・カノーからの言葉……。
カープ復帰までの心中を40ページに亘って大幅加筆。
黒田博樹の生き様とその人生哲学を読む。

名門ニューヨーク・ヤンキースが欲しがった日本人は「元補欠の野球選手」だった―。挫折を知り、両親の死を乗り越え、
広島への愛に悩んだ男が、繰り返してきた「決断」の道。そこには、現代にこそ見習うべき、静かで熱い「本物」の男の姿
がある。