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「エキストラ・イニングス――僕の野球論」を読みました。

エキストラ・イニングス――僕の野球論

エキストラ・イニングス――僕の野球論

 

幼い頃の夢はプロ野球選手だった。小学生の高学年になるまでは野球をして遊んでいた。住宅街に住んでいたので思いっきり野球ができなかったのが残念だったけど、今でも良い思い出として残っております。

エキストラ・イニングス――僕の野球論」は、巨人、ニューヨーク・ヤンキースで活躍された松井秀喜さんの自伝。野球に関する考え方、日本とアメリカでの野球の違い、共にプレーした野球選手とのエピソードなどが書かれていた。野球好きなら絶対に面白い本だね。

アメリカではチームの勝利を再優先に考える文化が強く、「新人王」「最多勝」など個人タイトルを目標に掲げるのはタブーなようだ。契約の際も個人記録よりも出場試合数などで判断するみたい。アメリカは日本より主義主張が強そうな気がしたので意外だったし、チームプレイなんだからその方が理にかなっているなと思った。さすがメジャー。

エキストラ・イニングス――僕の野球論

エキストラ・イニングス――僕の野球論

 
松井秀喜氏がユニフォームを脱いで3年、本書は引退後初の著書です。日本のプロ野球からメジャーリーグまで、ときに自身の経験を振り返り、ときに話題のトピックについて、松井氏ならではの野球論が展開されます。 たとえば、名将の誉れ高いヤンキースのトーリ監督については、こんなエピソードを明かします。〈忘れられないのは不振だった1年目の03年6月5日。「結果は出ていないけど、働きには満足している」と言ってくれた。そのうえで「少しベースに近づいてみたらどうだ」と。その日僕は言われた通りにし、二塁打3本に本塁打を放った〉 長嶋監督については、新人時代の練習で、〈(素振りで)いい振りができたときは、球を捉えるはずのポイントでピュッと短い音が出る。いい音を続けて出すのが大事で、そうなって初めて練習を終えることがえできた〉という。もっとも、ヤンキースに移ってからも、長嶋氏がニューヨークにやってきたときにも、「やるぞ」と声がかかり、バット2本を手にして5番街を歩いたときは、〈さすがにちょっと恥ずかしかった〉と振り返っています。 ほかに大谷翔平選手の二刀流や、ジーター、イチロー、落合博満、高橋由伸についての持論は実に読み応えがあります。 長嶋茂雄氏から「すべての野球選手、ファンに読んでほしい」と絶賛の言葉をいただいた通り、これぞ野球ファン必読の書でしょう。