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おもしろかった本。たまに映画。

本を読んで感じたことを書くブログです。

人生が二度あれば『タイムスリップオタガール』

タイムスリップオタガール(1) (ポラリスCOMICS)

タイムスリップオタガール(1) (ポラリスCOMICS)

 

本屋で平積みされていたので読んでみました。

オタクに必要なのは度胸だけ

コミケの帰りに事故って中学生時代にタイムスリップしてしまう話。漫画を描くのが得意というのが少し自分に重なった。

やらない後悔はどうしようもない

ぼくも子供の頃は漫画を書いていたけどなんで辞めちゃったんだろ。今思えば10代の頃に熱中していたものが、大人になったときの引き出しになっていると思う

夢に向かって突き進むのは大切

子供の頃は恥ずかしいという理由でやめてしまったものも多かったけれど少し繊細すぎたと思ったり。なんでもそうだけど二度目チャンスがあれば絶対にものにしないとだめだね

タイムスリップオタガール(1) (ポラリスCOMICS)

タイムスリップオタガール(1) (ポラリスCOMICS)

 
全力でオタクを生きる女子・城之内はとこ(30)。コミュケの帰り道、同人誌と共に電車に轢かれた彼女は不思議なタイムリープに巻き込まれる。その後、なんやかんやあった末にはとこが行き着いたのは……1996年!? アラサーから圧倒的共感の嵐! 30歳からはじまる<オタク人生やり直し>ストーリー!(引用元:Amazon商品紹介

映画鑑賞って贅沢だよね『木根さんの1人でキネマ』

木根さんの1人でキネマ 1 (ジェッツコミックス)

木根さんの1人でキネマ 1 (ジェッツコミックス)

 

たまに映画を見たくなるんだけど、それを触発させてくれるマンガでした。

映画鑑賞は贅沢だ

映画館で観る映画も贅沢だけど、家で夜中にだらだらと観る映画も贅沢だ。『木根さんの1人でキネマ』は後者の方。仕事が終わったあとに趣味の時間があるというのは羨ましいね

ひとりで楽しめる趣味の大切さが学べる

趣味というのは1人でも楽しめるかというのが大きなポイントになってくると思っている。大勢といる楽しさも良いけれど、それだと人が集まらないと続かなかったりする。主人公の没頭ぶりは見習いたい

ただの映画レビューマンガじゃない

映画の感想を淡々と述べるのではなくて、それにまつわる日常を描いているのが面白かった。

木根さんの1人でキネマ 1 (ジェッツコミックス)

木根さんの1人でキネマ 1 (ジェッツコミックス)

 
30ン歳独身OL・木根さんの趣味は1人で映画を観ることと感想ブログ。映画愛がこもりすぎててこじらせちゃってる木根さんの生き様(笑)をみよ!ターミネーター、スター・ウォーズ、バッドボーイズ2バッド…、濃いラインナップ揃ってます♪(引用元:Amazon商品紹介

ギャンブラーは嘘をつく「哲也~雀聖と呼ばれた男~」

哲也?雀聖と呼ばれた男?(1) (週刊少年マガジンコミックス)

哲也?雀聖と呼ばれた男?(1) (週刊少年マガジンコミックス)

 

麻雀を通じて勝負を学べるマンガ

何故か高校時代に麻雀がブームになった。サッカー部やテニス部といった花形スポーツをしている人に教えを請われたこともある。スポーツばかりしてきた人からすれば、静かに麻雀を打っている人が少し大人びているように見えたようです。寡黙というカッコよさも取り入れてみようという感じだった気がする。ファッションから入る人はウザいだけなのでめんどくせーなって思った記憶があります。

そのときにマガジンで連載されていたのが「哲也~雀聖と呼ばれた男~(1) (週刊少年マガジンコミックス)」で、阿佐田哲也の青春を描いたマンガです。人はなんだかんだで競うのが好きな生き物で、勝てばその分孤独になるよということを学べるマンガ。

勝負の世界でしか生きられない人々がいる

ギャンブラーというと、家族を無視して競馬場に行ったり、負けたら人にあたったり、借金して首が回らなくなったりというダメ人間をイメージしがちで、実際にそういう人が多いのですが、それはまったく対策を打っていない人のケース。

シッカリと勝ち方を研究して突き詰めていけば、勝つことができるということも教えてくれる。要は努力しないで金を稼ごうと思っているギャンブラーはカモにされ続けてしまうのです。

みんな麻雀に命かけてますね

でもまぁ、勝ち続けたらそれはそれで孤独になってしまったりするので、この漫画に出てくる人たちは、全体的に哀愁があります。ゴリゴリのアンダーグラウンドでしか生きていけない男たちのマンガです。

哲也?雀聖と呼ばれた男?(1) (週刊少年マガジンコミックス)

哲也?雀聖と呼ばれた男?(1) (週刊少年マガジンコミックス)

 
勝負の世界でしか生きられない人々がいる。人は彼らをギャンブラーと呼ぶ……。「雀聖(じゃんせい)」蘇る!! 伝説の勝負師、無頼作家・阿佐田哲也(あさだ・てつや)の青春! 昭和20年――終戦。16歳の哲也は生きる希望を見失うが、博奕場の真剣勝負を体験することで気力を取り戻す。もっと強くなりたい! もっと勝負がしたい! そんな哲也は運命の糸に導かれて、進駐軍の米兵が支配する横須賀の裏通りに向かった。命をやり取りする闇麻雀の世界で、駆け出しの“坊や哲”は生き残れるのか……。(引用元:Amazon商品紹介

男なら必ず憧れる強さと哀愁のある映画「新宿スワン」

新宿スワン

新宿スワン

 

あまり、アクションや暴力シーンが多い映画は好きではないのですが、ダンディズムが全開の男臭い人間味は大好きなんです。「新宿スワン」は、男なら誰しもが憧れたことのあるであろう、強くてヤバイ大人の男の世界へ招待してくれます。

主人公は明るい好青年!

全員が凶暴だと、手がつけられなくなってしまうけれど、「新宿スワン」の主人公は明るくて正義感の強い好青年。あとは、みんな凶暴ですけどね。でも、彼の明るさがあるから、他の男のダンディズムが引き立つってもんよ

いるところにはいるんだろうか

マンガの作者は元スカウトマン。新宿・歌舞伎町なんて行ったことがないけれど、キャバクラやホステスのスカウトの世界はこんな感じなんだろうか。

ケンカの裏には、繊細な人間模様がある

新宿スワンがただの暴力映画なら、そんなにおもしろくないんだけど、男たちのしょっぱい背景が泣かせてくれるんですよね。哀愁満載です。「もう、もとには戻れねーんだよ」

どんどん映画の続編が決定する予感。

新宿スワンII [Blu-ray]

新宿スワンII [Blu-ray]

 
元スカウトマン・和久井健が自らの実体験を元に新宿・歌舞伎町を舞台にスカウトにかける男たちの熾烈な争いを描いた人気漫画『新宿スワン』を、超豪華キャストで実写映画化した作品。プロデューサーは『クローズZERO』シリーズ、『ルパン三世』など実現困難な企画にあえて立ち向かい大ヒットさせてきた山本又一朗。監督は『ヒミズ』『地獄でなぜ悪い』など、カルト的人気を誇る鬼才、園子温。(c)2015 「新宿スワン」製作委員会

序盤の甘じょっぱいシーンもいい「幽☆遊☆白書」

幽★遊★白書 1 (ジャンプコミックスDIGITAL)

幽★遊★白書 1 (ジャンプコミックスDIGITAL)

 

幽遊白書といえば、霊界探偵として妖怪退治をするストーリーを思い浮かべがちだけど、序盤の幽助が生き返るまでの試練を乗り越えるシーンも甘じょっぱくておもしろいんだよね。

連載終了から20年!いまだにおもしろい

ぼくの中では「幽遊白書」は不朽の名作で、改めて感想を書くまでもないと思っていたんだけど、「幽☆遊☆白書」というタイトルをを聞いたことはあるけど、ストーリーはそんなに知らないという人も多い事に気がついた。幽遊白書はぼくが小学生時代に連載していたマンガで、20年近く前の作品だからそういう人がいても無理はないよなぁ。

大人じゃないとわからない世界観が多い

幽遊白書だけでなく、「レベルE」や「ハンターハンター」にも言えるけれどストーリーが複雑・巧妙でじっくり読まないと世界観についていけないところがある。「人間の身勝手な姿に幻滅したからすべての人間を殺すことにした」とか、少年漫画とは思えない世界観。これがいつまでたってもおもしろい秘訣かもしれないね

哀愁のあるキャラクターが多い

主人公の幽助は、不良だけど素直でまっすぐというシンプルな性格だけど、蔵馬や飛影、戸愚呂弟など過去に色々あった人が多く登場するのもいい。妖怪から人間になるときの気持ちってスゴくない?

幽★遊★白書 1 (ジャンプコミックスDIGITAL)

幽★遊★白書 1 (ジャンプコミックスDIGITAL)

 
教師も手をやく不良の浦飯幽助。ある日子供を助けて事故にあい、幽霊になってしまう。予定外の死に閻魔大王は、生き返るための試練として、人の心を映す霊界獣の卵をかえすことを命じるが…!

「クリエイターズ・ファイル」熱くて面倒くさいクリエイターたちの総合カタログ

クリエイターズ・ファイル Vol.01 (ヨシモトブックス)

クリエイターズ・ファイル Vol.01 (ヨシモトブックス)

 

制作に携わっている人のほとんどは、黙々と作る行為が好きであまり表に立たない人が多いと思うんだけど、思い浮かぶのは、クリエイターというのは話し方やファションにクセがあって、めんどくさいタイプの人柄だったりします。その職種別カタログのような本。

DVD特典まで見逃せない

写真とキャプションがおもしろい。あと、特典のDVDも逸品。クリエイターって見たらわかる感じするじゃん。無理してるよね。

めんどくささ全開のインタビュー形式

クリエイターって合理的に考えるのが好きなのか、ゼロかイチかで考える傾向が強くて、なぜか楽しくないと意味がないみたいな、考え方をする人も多くて、会社に滑り台を作ったり、屋上でランチをしたりとかキモい感じが出ちゃうんだよね。その乗りで制作現場来ると手間なんですよねー

一周回ってキモくなる

これはスーツを着て定時に通勤する日本社会の反動で、Webとか簡単だし取っ付きやすいからなんだろうけど、その分競争も激しくてなかなか思うように進まなくなって立場的になんか言わなきゃいけなくなっての発言なんだろうなぁというのを感じ取れるんだけど、そっちが答えでもないと思うんですよ。だって、家に滑り台いらないし、屋上でご飯食べないやん。理想は等身大の自分をキープし続けることができることだと思うんですよー

クリエイターズ・ファイル Vol.01 (ヨシモトブックス)

クリエイターズ・ファイル Vol.01 (ヨシモトブックス)

 

ロバート・秋山がさまざまなクリエイターに扮する大人気企画 『クリエイターズ・ファイル』がDVD付きで待望の書籍化!

■「クリエイターズ・ファイル」とは?
「クリエイターズ・ファイル」は、お笑い芸人の秋山竜次(ロバート)がさまざまなクリエイターに扮してインタビューを受ける、フリーペーパー「honto+」の大人気連載。リリースと同時にYouTubeのオフィシャルチャンネルで公開される動画の、個性的なキャラクターたちを見た人々から、「こういう人いる」「クオリティー高すぎ」「秋山天才! 」といった声が続出。動画再生回数はシリーズ累計960万回(2016年8月時点)を超える。

ぼくもコンビニ側の人間や「コンビニ人間」

コンビニ人間 (文春e-book)

コンビニ人間 (文春e-book)

 

芥川賞受賞作「コンビニ人間」を読みました。主人公の考え方は少し極端だけど、共感できる部分も多くあっという間に読んでしまった。会話が広がるのが面倒で無難な回答を探すことよくありますわー

主人公は子供の頃から何をやっても「変わっている」といわれ、どうすれば普通になれるのかを考え抜いた結果、たどり着いたのがコンビニの店員だったという話。そこなら他のアルバイトと同じことをしていればいいから楽、という理由で18年間もコンビニでアルバイトをしている。

それにはけっこう共感できることがある。雑談をすると何をやっても「意外ねー」と言われるので、毎回それに対してレスをするのも面倒になって、黙々と仕事をしている方がよっぽど楽だなぁ、思うことは多々ある(まぁ、仕事も面倒なこと多いけど)。

ただまぁ、主人公のように毎日自分のバイト先のコンビニの食事をとれるほどストイックにはなれないなぁ。あと、途中で出てくる面倒くさい男性がなんとも言えない存在感を出していましたね。

それにしても、この作品が芥川賞を受賞するということは、けっこうみんな同じようなことを思っているんだなぁ、と思ったり。

コンビニ人間 (文春e-book)

コンビニ人間 (文春e-book)

 

36歳未婚女性、古倉恵子。大学卒業後も就職せず、コンビニのバイトは18年目。これまで彼氏なし。日々食べるのはコンビニ食、夢の中でもコンビニのレジを打ち、清潔なコンビニの風景と「いらっしゃいませ!」の掛け声が、毎日の安らかな眠りをもたらしてくれる。ある日、婚活目的の新入り男性、白羽がやってきて、そんなコンビニ的生き方は恥ずかしいと突きつけられるが…。「普通」とは何か?現代の実存を軽やかに問う衝撃作。第155回芥川賞受賞。